裏系はR18でお願いします(´∀`)

□これってなあに?
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「にいちゃん、これってなあに?」

「ああ?」

と。

何の気なしに新聞から努力の手にしている物に焦点を移した勝利だったが、それが何か解った途端、顔色を一変させた。
それは、白くて小さい、可愛らしい丸いフォルム。
スイッチをオンにすれば、ひとたび超高速で振動する玩具。

「っお前、こんなもんどっから持ってきたんだ!?」

「んと、知らない間に手提げ鞄に入ってたの。
クラスの誰かが、間違えてぼくの鞄に入れちゃったのかなあ」

「・・・・・・ガキがんなもん持っててたまるかってんだよ」

「子供じゃなくて、大人が使う物なの?」

「ああ」

本来の用途を教えられるわけもなく、勝利はそっけなく答えた。
それでも努力は、

「やっぱりにいちゃんは凄いや!なんでも知ってるんだね!」

と、無邪気に微笑みを返す。兄の欲目を抜きにしても、その笑顔は殺人的に愛らしい。

(――それゆえか)

きっとどこぞの変態が、下校中の努力の鞄に滑り込ませたのだろう。
そして今頃、これを使う努力を想像して抜いているのかもしれない。

「・・・・・・この変態め!」

「にいちゃん?」

「いや、こっちの話だ。
なあ努力、最近変な奴とか見掛けなかったか?あとをつけられたりとか」

「・・・・・・?」

首を傾げる努力。
どうやら思い当たる伏しはないようだ。
まあ、本人が気付いてないだけかもしれないが――
一応、明日からは防犯ブザーを持たせよう。

勝利はそう結論し、努力の前に手を差し出した。

「じゃあ努力、その機械は俺が預かっておくから」

「うん!わかった!」

努力は素直に勝利にローターを渡し、

「にいちゃん、それってマッサージに使うやつなんでしょ?揺れるし、大人が使う物だし――えへへ、当たってる?」

と、得意気に言った。
さながら、なぞなぞの答え当てのよう。

「まあ、間違いでは――ないな」

勝利はローターのスイッチを入れ、起動させてみる。

掌で振動するそれは、気持ちにも緩やかな揺れを起こし始めて。

――もしも努力に使ったら、どんな反応をするんだろうか。

にこにこと大きな瞳で自分を見上げる努力。
何も知らないのだから、何も不審に思うこともないだろう。
性的な目で実弟を見る気はないが――勝利は、ちょっとした悪戯心につき動かされた。

「努力、使ってみるか?」

「え?でもぼく肩こってないよ?」

「これは肩じゃねーんだ。下全部脱いで、座ってみ?」

父親と母親がいないため、努力は勝利や友情とお風呂を一緒に入っている。
なので、努力は裸になることに抵抗はない。

「これでいいの?」

「おう」

勝利は頷き、自分の言った通りの姿になった努力の足をM字に開き、間に入る。
そして。
その真ん中の柔らかな棒に、ふにゅっと、激しく振動しているローターを押し当てた。

「っひぁああ!?」

ブブブブと、くぐもった音を出し、ローターは努力の棒を犯し始め、努力は予想だにしていなかった刺激に甲高い悲鳴を上げた。

「どうだ努力、気持ちいいか?」

「やっ、あ、とめてにいちゃん!・・・・・・なんかおかしいよぉ!!」

努力は勝利の手を掴んで止めさせようとするが、力の差は歴然。足も勝利が間にいるため、閉じられない。
勝利は余裕の表情でパワーを強にし、ぐりぐりと努力の先端にローターを擦りつける。

「ふあぁあ、あ、やっ、そこっ、こすらないでっ」

「ここかー?ここが、嫌なのかー?」

「っ・・・・・・!!あっあ、やあっ、そこっやなのぉ!」

初めての快感に体を痙攣させ、よがり狂う努力。
止めようとしていた掴んでいた勝利の腕も、いつの間にか体の支えとしてしがみつく形となっていた。

「っにいちゃ、にいちゃん、んっ、からだが、おかしくなってるっ」

「確かにおかしいな。努力の、すごくとがってきてるぞ?」

それでもまだまだ子供の小さな雄。
だが逆に、それが卑猥に見えるショタコン脳の開花。

ほんの少しからかおうと思っていただけだったのに。

勝利のその気持ちは、すでに別の物へと化けてしまっていた。
自分の手の中であえぐ努力が、可愛くて可愛くてたまらない。
もっと声を出させたい。
もっとみだれさせたい。
勝利は右手で玩具を押し付けたまま、左手で努力のモノを扱き始めた。

「こんなにちっせえうちからこんなに感じやすいなんてなあ。にいちゃんびっくりだ」

「うぁっ、あっ、もうやぁあ・・・・・・やめてにいちゃん・・・・・・んんんっ!」

「嫌って言ってるわりには、上も下もよだれだらけじゃねえか。トロ顔しやがって」

「だって、おちんちん、へん、へんなのぉっ!
あついし、中がじんじんするっ」

あえぎながら泣く努力は、必死で勝利に訴えた。
頭も体も気持ち良さでいっぱいになって、自分の体が自分の物でなくなるような感覚。
それが、怖くて仕方がなかった。
だが勝利は、

「自分から腰押し付けてきてるくせに、何言ってんだよ」

と裏筋をローターでなぞり上げ、努力は一際高い声で泣いた。

「ひっ、やあっでる、でちゃうっ」

体の奥から波がぶわっと押し寄せ、努力はがくがくと細い股を揺らす。
そしてぷしゃーと。

「・・・・・・あ・・・・・・ぅ」

フローリングと勝利に、おしっこを盛大に飛ばした。

「俺にかけるとは、努力も偉くなったもんだな」

「ごっ、ごめんなさい・・・・・・」

ぐったりと床に倒れながら、努力は息も絶え絶えに謝った。

***

「――ふふふ」

そんな二人をカメラのレンズ越しに見ていたのは友情だった。

「モノホンの兄弟盗撮モノ。これをしかるべき場所で売れば――ふふふ。今月は遊びすぎておこづかいがピンチだったから助かったよ」

全ては友情の計画通り。

「次は、何にしよっかな」

***


後日。

「にいちゃん、これってなあに?」


「ああ、それはだな――」

勝利は喜々として、新聞を置いて立ち上がった。


終わり

あとがき

キモい話ですみません(伏し目)
ナーニくんの「これってなーに♪これなーに♪」が頭から離れなくて書きました(NHKに謝れ)

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