裏系はR18でお願いします(´∀`)

□君の世界は膨張する
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「はあっ・・・はぁっ・・・っ・・・」

ドアを開けると、電子音と布のこすれる音にまぎれて、黄桜の弱々しい息づかいが耳に入った。
空気も濃い。
男の臭いが充満していて。
女の臭いが充満していて。
血の臭いが充満している。
ふたなりである黄桜の、いやらしい臭いだ。
きっと、シーツはびしょびしょに濡れているに違いない。

「ふん」

私は満足する結果に笑みを浮かべ、後ろ手で乱暴にドアを閉め、それから、黄桜の寝そべっているベッドへと近づく。

「・・・・・・ほう。ずいぶん乱れた格好をしているな」

「さっ、さっちゃん様・・・・・・」

半日ぶりのご対面だ。
ベッドの両端に手足を縛りつけられている黄桜は、顔だけを私に向け、懇願するように眉を寄せる。
そして、

「も、もうお許しください・・・・・・」

と、云った。

許す?

「それではまるで、私がお前を罰しているみたいではないか。これは褒美だ。存分によがれ」

私は言い、一糸いとわぬ黄桜を冷たく見下ろす。
華奢な身体に、そこからはみ出ている二つのバイブ。それはイクにイケない微弱な振動で、黄桜の女性器と尻穴を延々とえぐり続けている。

「はあっ、はあっ、苦しいです、さっちゃんさま――」

「ふん。貴様のぬるぬるちんぽは、気持ち良さそうに立っているぞ?」

私は黄桜の台詞を遮り、小ぶりながらも膨張しているペニスを値踏みするようにねめつける。
と、鈴口からあふれ出ている透明な液が、ぷっくりと膨れている竿とふぐりにしたたり落ちていく。
黄桜の言う通り、見るからにイキたくて苦しそうだ。
だが私は気づかないフリをして、

「犬は腹を撫でなれるのが好きみたいだからな。私の忠犬である貴様にもしてやろうか?」

と、黄桜の腹に手をのせ、ゆっくりと円をえがいてみせた。

「ふああぁっ・・・・・・!やだぁっ、いま、さわっちゃらめ、さっちゃんさまあああ・・・・・・!!」

たったそれだけのことでも黄桜はびくびくと痙攣し、溺れるように足の爪先でシーツを掻き回す。
バイブで長時間じらされたせいで、感度が増しているのだろう。
今ならどこに触れても、たとえそれが人差し指でかする程度でも、黄桜は敏感に反応してあんあん喘ぐようだ。

「だめええ、おなか、あっ、あっ、体中が、あつくて、へんです・・・・・・!!ふああっ、そこ、だめっ、やぁあっ、おかしくっ、なっちゃいっ、ますからあぁ!!」

「良い鳴き声だな、黄桜。貴様が悦ぶ姿が見られて私も嬉しいぞ。なにせこれは褒美だからな」

私は手と笑みに圧力を加え、言葉を続ける。

「手下同士が円滑な対人関係を結んでいれば、内部連携がスムーズに行き渡る。
だから貴様と救世主マンが私の前で親しげにすることで、私は枕を高くして眠れるというものだ」

「もうっ、救世主マンとは話しません、からっ、お許しくださいっ!」

「ふむ。私はそんなことは言っていないぞ?」

「私がっ、救世主マンと、話さないと・・・・・・んあっ、あ、決めた、のですっ!これは、私の意思、っん、ですっ・・・・・・!」

「そうか。せっかく誉めてやったのに――まあいい。お前がそこまで言うのなら止めまい」

「だから、ふあっ、あっ、さっちゃんさまあぁあっ・・・・・・!!もうイキたいっ、イカせてください・・・・・・!!さっちゃんさまああっ!」

涙目で私を見つめる黄桜。
涙声で私の名を呼ぶ黄桜。

心地よい。
そうやってずっと私だけを求めていればよいのだ。
拾ったときと同じように。

「・・・・・・私がいないと生きられなかった世界から成長するな」

「っふあ、さっちゃん、さま・・・・・・?」

女性器に突き刺さっているバイブが邪魔だ。

「んあっ・・・・・・!」

バイブを外すと、愛液と血液でぐちゅぐちゅしている膣内から、どばっと赤いかたまりがシーツに広がった。
妖艶な白と赤のコントラスト。
私の中心部は、視覚的に刺激される。

「そういえば――生理中に交わるのは初めてだったな」

血まみれのバイブを、黄桜にも見えるようにじっくりと観察してやる。
黄桜の鮮血は、生々しくて美しい。

「やっ、やだっ、見ないでください・・・・・・!!」

「何をそんなに恥ずかしがる。たかが血だろうに」

「でも・・・・・・!」

「今から私のモノも――こんな風に赤く染まると思うと感慨深い」

私は言って、下半身を露出させた。
凶悪なペニスは、我慢できずに高々と立っている。
一瞬怯む、黄桜の目。
私は構わず、馬乗りになる。

「さっちゃん様・・・・・・」

「いくぞ」

じゅくじゅくと熟れきっている秘部に、亀頭をあてがい、一気に貫く。

「ふっ、うああああっ・・・・・・!!」

ギシッギシッと。
手足を繋いでいる鎖を軋ませながら、黄桜は背中を宙に浮かせる。

「腰が引けているぞ黄桜。私よりおもちゃの方が良いのか?」

「はっ、はあっ、そっ、そんなことはっ、ありま、せん・・・・・・!!」

何度犯しても私の大きさに慣れない黄桜は、必死で苦痛に耐える。
私はこのときの黄桜がたまらなく好きだ。
酸欠で歪む黄桜の瞳に。
映るのは私一人。

世界が圧縮する。

もっともっと私で苦しめばいい。
私以外のことが考えられないように。

「ふあぁあ!!ああっ、んあああっ!さっちゃんさまあ!はげし、はげしすぎます!!」

私はむさぼるように黄桜を突き上げる。
ペニスを奥まで食い込ませ、ぐちゃぐちゃに動かす。
薄い肉を隔てた後ろ側から尻穴のバイブがゴリゴリ当たって気持ちが良い。

「やああっ、さっちゃんさまっ、ああっ!ふあああっ!!」

そうだ。黄桜のも可愛がってやろう。

私は黄桜に覆い被さり、お互いの腹で黄桜のペニスをすり潰す。

「ああああっ!!両方いっぺんにいじったら、らめええ!!」

膣内とペニスと尻穴を同時に責められ、黄桜は全身を痙攣させて絶叫する。
そして、きゅーと膣内がきつくなった。

「ああっあああっ、出るっ出ちゃうっ、あああああああ!!」

射精とアクメを迎えた黄桜は、白目をむいて痙攣した、

「あ、あ・・・・・・」

「しっかりしろ黄桜。次は私の番だ」

「ふああ!?だめえっ、赤ちゃんできちゃう!!」

黄桜は手足をばたつかせ叫んだが、もう遅い。
私は黄桜の子宮で達し、精子をたっぷりとそそぎこむ。

「んあっ、あっ、中で、さっちゃん様のがビクビクして、あったかいのが、出てるうっ・・・・・・!!」

「孕むぐらいたくさん出してやったからな」

「・・・・・・そんな・・・・・・」

「不満でもあるのか?」

私は言いながら自身のモノを引き抜いた。
べったりと真っ赤な血が絡みついていてる。
黄桜はソレを見ながら、ぎこちなく笑った。
ぎこちなく云った。

「ありません」

嘘。
嘘。
嘘。

圧縮されていた世界に穴が開く。
他人の体内を循環した汚ならしい空気が、私と黄桜の肺にも入ってくる。
黄桜の好きと私の好きの差が酸化する。
茶色く錆びて。
見てみぬフリ。
限界は近い?
成長した赤子は、私の後ろにも世界があることに気づいてしまった。
手放す気なんてないのに。

「さっちゃん様、私は何があろうと、あなたにお仕えいたします」

黄桜が私の手を握った。
初めて出会ったときと、同じぬくもりのままで。



終わり

あとがき

黄桜ふたなり生理ネタというリクエストでしたが、勝手にさっちゃん×黄桜にしてしまいました((((;゜▽゜)))ゴメンネ!

さっちゃんは黄桜に依存しちゃって、
黄桜はさっちゃんに対しては親に対するような愛情で、でもさっちゃんの病んでる部分に気づいてて、だからさっちゃんを受け止めるっていう、感じの話を誰か書いてくれ(^q^)

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