『春ですね〜』
猪「春っちゃね〜」
窓の外を覗くともうそろそろ桜が咲きそうだ。
今の私達の周りには花が飛んでるけどね。
『もうすぐ入学式だよ?』
猪「そうっちゃね」
『気づいてる?』
猪「何とね?」
『こうやって一緒のクラスから外眺めるのもあと少しって事』
猪「そんなことないばい!」
『・・・クラス替えあるの知ってる?』
猪「バカにしとる?」
珍しく猪里が眉間にしわを寄せるから、思わず笑っちゃった。
猪「クラスがちがくなっても、何時でも遊びに来れるっちゃね!」
笑顔でいうあなたは何も分かってない。
凹んでる時でも、授業中の猪里の後姿を見れるだけで穏やかになれるってこと。
そんな時間がなくなってしまうんだ。
『・・・そうだね』
猪「それに、クラスはまた一緒っちゃよ♪」
『?!何でそんな自信まんまんなのよ?』
猪「・・・さぁ?何でやろね」
『ふふ』
猪「どうしたとね?急に笑って」
『ちょっと去年のクラス替えの事思い出しちゃった』
猪「あ〜ぁ!俺の言った通りだったやろ?」
『本当に同じクラスになれるとは思わなかったよ』
猪「今年も同じクラスっちゃよ」
『・・・本当になんでそんな自信があるのよ?』
猪「さぁ?何でやろね」
結果は猪里さまのおっしゃった通りでした。
今年も一年よろしくねww