dream3

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『アイドルA子さんが電撃できちゃった結婚!!!!』




何となくテレビで流れてた芸能ニュース。
A子って最近売れてきてたのに大丈夫なのかな〜…なんて思いながら、晩御飯を食べる。




「A子って最近売れてきたのにねー。」

「え、まじ?!?!俺この子結構好きだったのに残念さー…。」



そう言ってちょっとしょぼん…とするラビ兄。

なんか…むかつく。
芸能人だから可愛いのは当たり前。
兄妹で嫉妬なんておかしいのかもしれないけど…"好き"なんて言わないで欲しかった。


そんなわけで、逆にしょぼん…とする私。
それにすぐ気付いたラビ兄。



「…どうしたんさ?」

「A子のこと…好きなの?」

「え。うん…まぁ普通に…。」

「ふーん…。じゃあさ…」



私は少しうつむき加減に、意地悪な質問を投げ掛けた。






「もし…もしね、私ができちゃった結婚したら、ラビ兄は悲し『バキンッ!!!』







何か音がしたので恐る恐る顔を上げると、そこには笑顔のラビ兄。
しかし…目が全く笑っていなかった。







「ラビ…兄…?」

「お前は良い子だからそんなことしないよな?」

「う…うん。」

「なら、いいんさ。」





午後8時。
自宅にて、箸一膳ご臨終…。



とりあえず、A子には勝ったらしいから良かった。
けど…









この人を本気で怒らせたらいけない…!!!
切実にそう感じた、ある日の夕飯。









兄妹パロやっと第二話。


絶賛スランプ中☆←

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