水滸単

【ろ】 4件

【路 (ろ)】
最も大きな行政区分で、路の下には府・州・軍・監があり、これらも同じ性質の行政区分。県は府・州の下の行政区分にあたる。
徽宗皇帝の時代には中国全体が24の路に分けられていた。
現代の省にあたり、長官を置かず、四司が政務を分担した。
因みに東京開封府、西京河南府、南京応天府、北京大名府の4都市は四京とよばれ、国都扱いの特別な都市だった。


【狼牙棒 (ろうがぼう)】
長い柄の先の紡錘形の打撃部にトゲを植え付けた武器。
西洋のモーニングスターに相当する。
秦明が使い手。


【浪子 (ろうし)】
伊達者のこと。


【牢城 (ろうじょう)】
牢獄のこと。
宋代には民政を司る州院の獄と軍政を司る使院の獄(牢城営)があった。
前者は重罪人を扱う場所で大規模で監視も厳しい。
後者は軽犯罪者が入る場所で、そのせいか囚人の出歩きが出来る程自由が大きかった。
水滸伝ではこの二つが混在していてはっきりしない部分がある。



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