徒然の唄+翠版

【き】 1件

【君と... (きみと)】
君と歩いたこの季節
僕は大切なものを見つけました。

【君】とであえて僕はとても幸せでした。
【僕】が【僕】である事の喜びをはじめて知りました。

君と歩いた桜並木。
君と笑った海辺。
君と寄り添った月夜。
君が瞼を閉じた雪。

君は笑ったまま寝ててそんな君の寝顔がかわいくて・・・
僕は思わず頭をなでて君につぶやいた
【ありがとう】

あの言葉は君にとどきましたか?

あたりは春を迎え綺麗な華が沢山咲きました。
でも君は眠ったままで・・
そんな君を見て泣いてる僕がいました。
そんな僕の涙が零れて、君の肌に落ちたけど、それでも君は目覚めませんでした。

春―
夏―
秋―
冬―
季節は廻り、、、
君が目覚めずに1年がたちました。

その時初めて気付きました。
君が向こうへ戻ったという事を・・・

認めたくなかった僕は
「戻ってくる」
と自分に言い聞かせていたんだと。

君と出会ったあの春..
君と笑ったあの夏..
君が笑ったあの冬..
僕と泣いたあの秋・・
僕が泣いたあの冬..

僕は一生・・・忘れません
全てをなくしても
君と過ごした..
君と笑った
あの日々をだけは・・
絶対に――


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