徒然の唄+翠版

【ふ】 1件

【風景 (ふうけい)】
私という存在。
私という存在。
 
綺麗だった私。
あの時の私は
どんな姿で
どのように
笑っていた?
 
周りの変化に
つれて忘れた
笑顔。
 
変わっていく

人々に畏怖を
感じた。
 
怖くなった
 

そんな時は
ただ私は
そこにある
風景に身をまかせ
すっと
耳を澄せて
風を聞く。
 
この音だけは
いつになっても
かわる事はないのだと
確かめるために――。



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