Father


大好きな僕のパパに
伝えたいことがあるんだ
それはささいで何気ないことだけど僕にとって大切なことなんだ

『あなたがいなけりゃ望んでもないと』
何も知らず傷つけたあの日
涙のかわりに流していた
汗も痛みも何も考えずに

あなたが言った
独りよがりじゃ何もできないと
誰かを愛しそして
喜びを知って悲しみを知って
初めて僕は誰かを守っていくこと

僕が生まれてきた
時のように産声をあげた
それは小さなこの命をそっと包み込むように抱きしめた

今では鮮明に浮かんでくるあなたが僕に伝えたかった意味を
吐き捨ててた素直な思いがいまさらいびつな気持ちそっと溶かしてゆく

愛しさを知ってやっと気づかされた『人』であることを
あなたが僕を愛した

子供(きみ)に出会って喜びを知って初めて僕はあなたに
愛しさを知りました

いつも強がって
ぶつかってばかりだったね
ちゃんと照れずに今は言えるよ
『いつも支えてくれてありがとう』

あなたに出会って
あなたの子供で生きてこれたことが
こんなにも愛しくなるほどに
誰よりもそして何よりも僕の
父であることを
この胸に刻みながらあなたと
生きてゆきたい

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