小説
□人は幸運を求めるが人生不幸が先にくるものだよな
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ある日のこと。
「銀ちゃ〜ん(;_;)」
なぜが涙目の神楽。
「う!?どした神楽…不細工な顔して…」
バコ!
「いって〜〜〜!!!何すんだよ!神楽!!!」
「悲しんでるのにそれはないよ銀ちゃん!!!」
本気で顔を殴った神楽と自分の顔を撫でる銀時。
「それよりこれ見るアル!!!」
神楽が指差したそこには…
酢昆布…
いや…
これは…
「酢昆布の蟻ずけ〜〜〜〜〜!?!?」
ガラガラ…
「銀さん。近所迷惑ですよ!ってか酢昆布の蟻ずけってなんですか?わけわかりませんよ。」
神楽と銀時が騒いでいるなか現れたのは新八。
「ちょっとこっちきて。これ見てみろ。」
銀時は手招きする。
それを見た新八。
「………酢昆布の蟻地獄〜〜〜〜〜!?!?」
「ちげ〜よ!酢昆布の蟻ずけだよ!!!」
「いや…この蟻の量は地獄なみですね。」
酢昆布に群がってる蟻は山のよう。
一生懸命蟻が酢昆布運んでますの騒ぎではない。
すでに仲間同士の殺し合いが始まっていた。
「わ〜〜〜!!!一匹死んだ〜〜〜!」
「うるせーぞ新八!皆必死なんだよ!生きようと必死なんだよ!!!」
「銀さん。こっちに死にそうな人がいます。」
新八が指差す先には…
部屋の隅で体操座りして床に指で丸をいくつも書いてる神楽の姿が。
「だいたいなぁ神楽。管理しねーテメーがわりーんだぞ。」
すると反論する神楽。
「今日の酢昆布見張り当番は銀ちゃんだったね!!!だから銀ちゃんのせいね!!!」
「なんだそれーーー!!!俺そんなん聞いてないし???しかもそれテメーのだろーが!!!」
それから言い合いが続いた。
(はぁ…また始まったよ…)
「だいたい昨日新八が『お通ちゃ〜ん』って言ってたのが悪いアル!」
「え〜〜〜〜!?何?何かもう関係ない話になってるし!?何?容疑者が見つからないから適当な人見つけて容疑者にしちゃえ的なやつだ?」
「いや…これは新八が悪い。」
「そうアル!銀ちゃんの言う通りね!」
「何でさっきまで言い合いしてた二人が息統合してるの!?」
「うるせーーーぞ!!!」
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