Sunflower
□第三話
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そして
オーディション当日。
『ここが○×ビルだよね。』
格好はもちろん智花プロデュースの服にズボン。
ハンチングをきちんと被り、見上げるはオーディション会場のビル4階。
いよいよ決戦の時…
ゴゴゴゴゴゴ……
いや 戦いじゃないから。
『それにしても昨日は大変だったよ…。』
回想 〜昨夜〜
パパ(ところでなんで晄はそんな格好をしてるんだ?)
陽「私も思った!どういう事なの?晄。」
輝「姉ちゃん男装の趣味あった?」
『違うよ!これは…』
智「実は晄にアイドルグループのオーディションを受けてもらおうと思いまして!男性5人組の…」
パパ(だ……男性5人組!?)
陽「あら、おもしろそうじゃない。そういう事なら私大賛成よ!晄頑張ってね。」
輝「いや、そこは止めるところだろ。母さん…」
プルプル……
パパ(ダメだぁ〜〜〜〜そんなの絶っっっ対ダメ〜〜〜〜!!)
パパ大絶叫
陽「どうしたのよパパ」
パパ(だって……だって……晄に悪い虫がついたらどうするんだぁ〜〜〜〜〜這這)
パパ大号泣
陽「大丈夫よ。晄ってものすごく鈍感だし。それに晄に大きいことを経験させるいいチャンスじゃないの!」
輝「母さん奔放すぎるよ。」
あきれ気味の一輝
パパ(やだやだやだ〜〜〜〜晄が〜〜〜晄が〜〜〜)
とうとうダダをこね始めるパパ。
5歳児ですかアナタ。
陽「いいわよね…パパ?(満面の黒笑み)」
パパ(ハ…ハイ………)
最強お母さん。
〜回想終了〜
『私にはパパは見えないけど、お母さん笑顔で何言ったんだろう?よくパパ許してくれたよね…。』
晄はお母さんの怖さを知りません。
陽「だって可愛い娘だもの。オホホホホ。」
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