漆黒の若姫
□巻ノ六
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『クッ・・』
「へぇ、やるじゃん。」
僕はとっさにさっきのホルスターから出された、くないを使い恭弥の武器・・
トンファーを防いでいた。
なんで、学校に武器!?(まぁ僕もだけど)
それに恭弥の殺気は只者ではない。やられては仕方ないので
『ごめんよ・・』
「・・!!」
そう言ってから僕はその後一瞬で恭弥にくないをつきつけた。
刃とは反対の方を。さすがに怪我をさせたくはなかったし。
「ワォ。」
『これで恭弥は1回死んだよ。ってことで終わり。』
「・・・分かったよ。」
そういう言った後、僕は恭弥から離れる。
「まぁ、そういうことならそのホルスターはつけていてもいいよ。」
『勝手に・・・いいんですか?』
「僕が許可すればいいんだよ。」
『・・・そうですか。』
そんな話しをしながら、僕は先の乱闘でグシャグシャになった髪を直していた。