漆黒の若姫
□巻ノ六
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「ついたよ。」
『えっ、此処は何処なんでしょう?』
「応接室。」
そう言って彼は入っていく。なんで応接室?
っていうか地図に応接室なんて書いてあったっけ?
と思ったけど睨んできたので渋々中に入った。
中もやっぱり豪華だった。豪華だけども綺麗で統一感があるいい部屋だ。
「さっそくチェックしていくよ。」
『・・・はい。』
「まず、制服のリボンは?」
『鞄の中でs「今すぐつけて。」
仕方なく鞄(さっき途中で取りにいかされた)からリボンを取り出しつける・・・
がなかなかつけれない。リボンと戦っていると
「君、1人でつけれないの?」
『いや、こんなのはつけたことなくって・・』
「仕方ないね・・」
そういって彼は簡単にリボンをつけてくれた。意外にいい人だ。
『えっと、雲雀さん・・?ありがとうございます。』
「恭弥でいいよ。ちゃんと自分でつけれるようになりなよ。」
『はい;;』
「で、次。スパッツ、スカートから出てる。それも駄目。」
『えぇ〜。』
「あと、その足のホルスターが一番の違反。」
『(きたか・・・)』
「はい。中身みして。」
渋々ホルスターを渡す。恭弥は中身を見て少し驚いた顔をし、
その後笑いながら
「これ、君の?」
『・・・はい。』
「使えるよね?君、強い?」
そういって僕が返事をする前に恭弥はいきなり襲いかかって来た。