銀魂もどき

□銀色の道@
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1畳ほどの狭い空間




それが俺の知っている世界の全てだった…







格子越しに見つめてくる奇異の眼に



“お前は化け物だ”




と言われているような気がして




ただ立ち止まっては去って行く人々を



静かに見つめていた








その時はまだ知らなかった





自分の中に巣食っている化け物の存在を…







知っているのは





そう






“孤独”









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