銀魂もどき

□宵闇にうかぶ緋い月A
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翌朝







「銀さん、いいかげん起きて下さい。今何時だと思ってるんですか!」





新八はいつまでたっても起きて来ない銀時を起こしに来た。




そして、





綺麗にたたまれている布団を目にした。




その上には






2通の手紙が置かれていた。




1つは新八に宛てて






もう1つは…









真撰組副長の土方宛てだった。







新八は、はやる気持ちを抑えて



中身を破らないように慎重に封を開けた。





いつもの書きなぐったような字ではなく、流麗な字で書かれている手紙を見て新八は





銀時の心を





気持ちを






変えることは不可能なのだと悟った。







手紙の内容は、



急に姿を消すことへの謝罪と




土方に手紙を渡すこと






そして






最後に








“悪かったな、俺に関わったばっかりにこんな想いさせて…。



これからは、俺のことなんか忘れて普通の生活おくれよ。



神楽のこと、よろしくな。”





と、書かれてあった。




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