□No Title 4
1ページ/1ページ

この世は大きく二つに区別される。
一つは生。それすなわち存在している事。
もう一つは死。それすなわち存在していない事。
また、この世の全ても大きく二つに区別される。
一つは器。それすなわち体。
もう一つは中身。それすなわち心。



生とは器である体と中身である心が共に在る事。
死とは器である体と中身である心が離れて二度と一つになる事なく在る事。
生あれば死は必然。しかし、死あれば生はない。
生であるモノは生を望む。死であるモノも生を望む。




さあ、選ぶがよい。君は生を望むかね?さすれば、君に体と心を共に与えよう。
それとも死を望むかね?さすれば、何も与えぬ。体と心を知らぬまま離れて在るがよい。
さあ、選ぶのだ。


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ