naruto novel
□The cause of sulky…
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「あの…」
「おい、ナル！どうした？」
「どうしたって何が？」
「何が？って…。お前、さっきから変だぞ？」
「別に…。いつもと変わらないよ」
シカマルはナルの異変に気付き、さっきから声をかけているのだがナルからの返答は変わらない。
今日はお互いに表の任務があり、シカマルは先程帰ってきたばかりだ。ナルはシカマルより任務が早く終わって先に家に帰っていたのだがどうも朝とは様子が違う。
拗ねている。
だが理由が分からない。
朝は至って普通だったのだ。
自分は何か気付かないうちにナルの機嫌を損ねるようなことをしただろうか…？
シカマルのIQ未知数の頭を持ってしても分からない。
考えられることとして朝は普通だったのだから今日の表の任務中に何かあったと考えるのが妥当なのだが班のメンバーや担当上忍のこと、内容などで何かあったら文句を言いながらも自分に話してくれているだろう。
自分に話してくれないということはやはり原因は自分…。
「はぁ…」
シカマルは思わず溜息をついてしまいすぐに後悔した。
ナルの気配がさっきより殺気立っている。
「それじゃあ、私…ご飯作ってくるね」
ナルはさっさとくつろいでいたソファーを立ってキッチンに行こうとした。
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