naruto novel
□……は最大の敵!?
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「よっしゃー!オレってばやってやるってばよ!」
「はぁ…、くそめんどくせぇ」
「サクラ!負けないわよ!」
「それはこっちの台詞よ!いの!」
「今日のお昼ご飯何かな?ムシャムシャ」
「よーし、じゃあ始めるぞ」
今日は7班、10班合同の演習。
アスマが全員に声をかけ、集める。
「今日はツーマンセルでやる。今すぐ2人一組になれ…」
「よっしゃー、シカマルやるってばよ!」
「はぁー、別にいいけどよ…」
シカマルはナルトの発言で一瞬にサイ以外の3人の視線がこちらに向いたのを眺めながら答えた。
その3人、サクラ、いの、チョウジはというと…。
(((ちょっと待って!ナルトとシカマル!2人が組んで私(僕)達が勝てるわけない(よ)じゃない!!)))
と内心焦っていた。
表情には出していないが頬に汗が伝うのが分かる。
((おー、焦ってる、焦ってる♪))
((ナル…、お前楽しんでるな))
((いいでしょ?別に…))
((まぁな。それよりあいつらこれが中忍の演習だってこと忘れてるんじゃねぇ?))
((そうだろうね))
そんなことをシカマルとナルトが心話で話している間、5人の(?)周りが気付かない位のほんの一瞬、時が止まっていたのだがアスマがそれを破る。
「おぅ、じゃあナルトとシカマルはけっ「「「ちょっと待って!!」」」
アスマの言葉で我に返った3人は叫ぶ。
アスマは自分の言葉が遮られた形になり目を丸くしていた。いのやサクラはともかくあのチョウジが食べ物や体型の事以外でこれほど食いついてくるのは初めてだったのだ。
カカシはカカシで今まで組分けでここまで揉めたのは初めてなので不思議に思っていた。
「何だってばよ?」
「何ってナルト、シカマルより私と組まない?」
「そ、そうよ、シカマル、私と組みましょう?」
「僕と組もうよ」
「何だよ?いきなり…。俺とナルトが組むと何か困ることでもあるのか?」
「「「大アリでしょ!」」」
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