naruto novel

□素顔??
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「あー、やっと終わった…」

「疲れた…」


今日の暗部の任務を終え、里に帰る途中での会話…。
1人は狐の面をつけ、腰までの長い金色の髪をしており、もう1人は狼の面をつけ、肩まである漆黒の髪をざんばらに流している。
今日の任務内容はSSランクが2つとSランク3つ。主に暗殺。
どれも普通の忍では一晩では終わらせることは無理なものばかり。むしろ成功する確率も低い。
それが出来るのは里でも限られた一部の者のみ。


「ったく、なんでこんなにやらなきゃならねぇんだ?もっと他の奴に回せよ…」

「帰ったらばあちゃんに抗議だね?椎影」


椎影ことシカマルは大きな欠伸を1つし、どうやって火影である綱手を言い負かすか考えていたが、眠気の方が勝る。


「もう眠すぎて頭使うのもめんどくせぇ…。それよりとっとと出すもん出して帰って寝ようぜ。彩華」


それもそうかと彩華ことナルは納得すると火影の執務室の方を見上げた。
空はもう明るくなり始めている。


「今日は下忍の任務もあるし…。シカのとこもあるの?」


ナルは伸びをしながらシカマルに尋ねる。


「ああ?今日、お前3班合同任務だぞ?またカカシの奴言ってなかったのか?」

「えっー!ったくカカシの奴…。後でシメる。
それって9時にアカデミー前集合?」


シカマルが同情するように言った言葉にナルは苦虫を噛み潰したような顔をする。


「ああ…」

「それならいいか。私達が遅れて他の班に迷惑かけないですむね」

「まぁそれならカカシ来てなくても任務始められるもんな…」



火影に報告書を出すと2人はさっさと家に帰り、風呂に入って寝た。
ただ今、朝の5時。集合時間は9時のため2人の睡眠時間は多くて3時間。
こんな日がこのところ毎日続いていた。
                          
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