tennis novel

□白い世界で君と
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『雨は夜明け前には雪に変わるでしょう』

マジ?やった!

明日はクリスマスイヴ。
そして俺の誕生日…。


「おい、リョーマ。明日、どっか行くのか?」

「うん。まぁ…」

「リョーマは手塚君とデートよね?」

「母さん…」


母さんがニッコリ笑顔で俺の方を見てくる。


「デートねぇ?やるねー、青少年!」


オヤジがニヤッといやらしい笑みを浮かべてひやかしてくる。はっきり言ってうざい。

このままリビングにいるとうるさい奴が絡んでくるので自分の部屋へと行くため腰を上げた。


「母さん、おやすみ」

「おやすみなさい、リョーマ」


リビングのドアを閉めるとオヤジが向こうで「俺にはおやすみはないのかよ〜!」って言う声が聞こえたけど無視。



その後、南次郎が倫子に泣き付く姿があったのだがそれはリョーマの知らない事である。




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