tennis novel
□This is my love for you…
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「ふぁ〜」
あー眠い。昼休みはいつも寝てるんだけど…。
「リョーマくん、眠そうだね。ごめんね」
「別にいいけど…」
部活後、カチローは用事があるから昼休みを返上して練習メニューを考えることになったんだけど…マジ眠い。
「じゃあ、今週はこれで決まりだね」
カチローが持っている練習メニューが書かれた紙をもらい、目をこすりながらもすみずみまでチェックする。
眠いからといって適当にするわけにはいかないからね、さすがに。
一応オレは部長だから。
「そういえばリョーマくん。今度の日曜日の六角との練習試合なんだけど…」
「何?そういえば今度の日曜日って何日だっけ?」
「11日だよ」
「今日は…」
「今日は5日だね」
5日…。10/5…。………ん?オレなんか忘れてない?
明日は6日。あさっては7日。7日…。10/7!!!
「ヤバ…」
「どうしたの?」
「えっ!?何でもない」
思わず焦りすぎて声に出していたみたい。
ヤバイ!!プレゼント買ってない!!!
てか何も考えてない!!!
去年は覚えてたのに。
今年は2人で迎える2回目の大切な日なのに。
取り合えずメールしとくか。いつも一緒に帰ってるけれど何かあるといけないから念のため。7日の放課後まだ空いてますように…。
その後メールはすぐ返ってきてなんとか約束は取り付けた。まぁもちろん部活が終わった後の話だけれど。7日は向こうが部室まで迎えに来てくれるらしい。
それで今日もいつも通りとくに問題もなく、サクサク部活を終わらせたオレは国光に用事があるから先帰るとメールを打ち、1人プレゼントを探しに行った。
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