tennis novel

□覚悟しろよ?
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「じゃあな〜」


「岳人、ええ誕生日過ごしや!」

「サンキュー侑士」

「バイバイ、がっくん!日吉によろしく!」

「岳人帰るの?」

「おう!!」


早々と帰り支度をし教室を出ようとしていたオレに同じクラスの侑士や珍しく起きていたジロー、滝が声をかけてくる。実は宍戸も同じクラスなんだけどアイツはホームルームが終わるとオレ以上の速さで早々と教室を出て行ってしまった。
オレの予想ではアイツ絶対長太郎んとこに行ったんだぜ。まぁオレも人の事言えないけどな。

改めてオレは「じゃあな」と行って今度こそ教室を出た。
今日、いやこの週末は珍しくオレと日吉の休みが合ったんだ。それも明日はオレの誕生日だし。山吹のアイツじゃないけどオレってラッキーと思ったっておかしくないだろ。

今から行くと簡単に日吉にメールを打つとすぐ返事が来た。

それによると日吉は今部室にいるらしい。ったく、アイツはどれだけ部活が好きなんだよ!!
まぁ、オレもそれは変わらないけど。
日吉は部活を引退したにも関わらず、まだ引き継ぎとかで忙しい。今日も金曜だから部活はオフのはずなのに、部室で雑用をやってんだってさ。


オレは半ば呆れていたがそんな部長やってる日吉も好きなのだから仕方がない。
いや実際、部を率いて全国で戦ってた姿はマジかっこよかったけどな。



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