tennis novel

□タカラモノ
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梅雨も開けて今日も何時ものように暑い。最近毎日猛暑日が続いている。

しかしどんなに暑かろうがいつものように練習はあるのだ。
テニスコートには太陽の日差しがかなり入り、じりじりしと焼けるように暑い。


雨が降っていないので大好きなテニスを出来るのは嬉しいが岳人はこの暑さにバテぎみだった。


「暑ちぃ…」

「本当に暑いね。今年は何時もより暑いんじゃない?」


テニス部でも小まめに水分補給はするよう部長の跡部と顧問の榊に口煩く言われている。休憩も時間は短いがちょこちょこ入る。
熱射病にならないためだ。

夏休みに入ったため練習時間が長くなった。そのためかなりバテている部員達が急上昇していた。
それは体力自慢の正レギュラー達も同じで。
レギュラーの中でも1番スタミナ不足の岳人がその筆頭だった。




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