tennis novel

□Perfect Life!!
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高校に入学して、実力テストも終わってその結果ももちろん完璧(パーフェクト)な感じて返ってきた。


そして気づけば4/12。

もうすぐというか正確に言うたら明後日、俺の誕生日なんやけど。
1番祝ってほしい相手はたぶんそのこと…。


「知らんやろうな…」

「何が知らんのや?」

「謙也」


俺の独り言が聞こえたんか近くにおった謙也が話しかけてきた。

なんの腐れ縁か高校入っても同じクラスになってしもうた。同じ高校なんは知っとったけど何でまた同じクラスやねん。
ほんでこのクラスには実は千歳もおるんやけど朝からまだ見てへん。
入学早々何やってんねん、アイツは。


「っで何が知らんのや?」

「ん?ああ、金ちゃんが俺の誕生日知らんやろうなと思ってな」

「それは知らんやろうな…。去年の今頃は金ちゃんまだテニス部に入ってへんかったし」

「そうやねん。それに今年は木曜っちゅう週の真ん中やしな」

「ホンマや。そや、白石、プレゼント何がほしい?」

「毒草図鑑」

「図鑑ってめっちゃ高いやんか!!」

「いつでも受け付けてるで」

「お前な!!それより金ちゃんどないすんねん?」

「まぁ、取り合えず部活の後の予定聞いてみるわ」


今日の帰りにな。と思いながら次の授業の準備を進める。そないしてたら、チャイムが鳴って先生が入ってきたから謙也は慌てて自分の席に戻ってった。
そないしてたら千歳が教室に入って来たのが視界に入ったけど今はどないでもええわ。




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