tennis novel

□WINTER PARTY
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「はっぴ〜ば〜すで〜とぅゆ〜 はっぴ〜ば〜すで〜とぅゆ〜 はっぴ〜ば〜すで〜 でぃあおちび〜 はっぴ〜ば〜すで〜とぅゆ〜
誕生日おめでとうにゃ!おチビ!」

「おめでとう、越前」

「おめでとう、リョーマ」

「ありがとっス…」


12月24日。
リョーマの誕生日とクリスマスパーティーが開かれていた。菊丸、不二、手塚、そしてリョーマの4人でだ。


「おチビ、おチビ!!早くロウソクの日消すにゃ!!」

「ごめんね、越前。英二は早くご馳走が食べたくてしょうがないんだ」

「不二!!そんなんじゃないよ!!」

「ふふ」


菊丸の顔が赤くなったのは今のが図星である証拠。それが分かるため誰もそれ以降は何も言わない。


「じゃあ、いくっス」


リョーマはロウソクの明かりを吹き消す。


「「「おめでとう」」」


もう1度3人で言ってから。

「ほいほい、じゃあカンパイ〜」


菊丸の合図でパーティーは始まった。


「なんで和食ばっかりなのにゃ?今日ってだいたい洋食じゃにゃいの?」

「リョーマが好きだからな」

「だから僕がチキンとかサラダとか買って来たんだよ。英二はこっちのが好きでしょ?」

「うん!!おチビって和食好きにゃんだ〜」

「ほうっス(そうっス)…」


食べながら話したため、微妙に何を言ってるのか分からない。


「たくさんあるんだからそんなに慌てて食べるな」

「ふぁーい」






窓の外には空からの真っ白な贈り物。




たくさんの料理と仲の良い先輩、そして大好きな人に囲まれてリョーマは誕生日とクリスマスイヴを過ごしたのだった。



end.

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