tennis novel

□今年も……
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「そういえばお参りの仕方、越前よく知ってたね」

「それはさっき部長に教えてもらったからっス」

「なるほどね」

「で、おチビは何をお願いしたのかにゃ?」

「これって言っていいものなんスか?」

「どうだろうな…」

「大丈夫だと思うよ」


不二の発言には何の根拠もない。


「えーっと、まずは…母さんとカルピンが元気に過ごせますように…と」

「あれっ?お父さんは?」

「アイツはどうでもいいんス。 それから、青学全国二連覇」

「そうだにゃ!それはオレらの願いでもあるのにゃ!」

「頑張ってね、越前」

「頼んだぞ」

「っス」


そしてリョーマは手塚を見上げてニヤリと笑う。


「それから今年は絶対アンタに絶対勝つ」

「俺は負けない」

「それは願いと言うより宣言にゃ」

「全く…、2人共負けず嫌いだよね」


呆れている不二と菊丸もかなりの負けず嫌いなのだが自分の事は棚に上げている。


「おチビ欲張りだにゃ」

「そういう英二先輩だってかなり長い間手を合わせてましたけど?」

「オレの事はいいのにゃ!!」

「クスクス。で、英二は何をお願いしたのかな?」

「内緒にゃ!///」


不二に迫られ、顔を赤くした菊丸はついに逃げだした。それを楽しそうに不二は、追い掛ける。





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