tennis novel

□惚れ直すに決まってんだろ?
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全く…と溜め息をついて忍足がふと視線を外にやれば何処かのクラスがグラウンドに出て来ている所だった。

岳人がいる席は窓側の1番後ろなので当然その岳人を囲むように立っている忍足と滝からはグラウンドの様子がよく見える。

補足として忍足の席は岳人の1つ前、滝の席は岳人の隣だ。


何処かで見たような顔がいたような気がしなくもなかったのだが、名前が出てこないということは対した知り合いでもないということなので忍足は気にせずまた岳人に視線を戻した。

これを見たら岳人の機嫌がまた悪くなるだろうと思いながら…。
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