夢小説
□薬師と大谷吉継
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「薬を届けに来た」
「あんまり来ないから心配していたぞ薬が無いと困るからな」
「薬が無くなる日にきちんと来ている。大量に渡したら全部飲みそうだからな」
「ヒヒヒッ信用が無いの」
蓬は大谷専属の薬師を勤めている
小柄な体型だが大きな薬箱を形部の前に下ろして薬の調合を始めた
部屋の中はすぐに薬の香りが広がった
「そう言えば例の事だがな、あまり進展は無い」
「そうか」
「また何か分かったら伝えるな」
「分かった」
蓬は表向きは大谷の専属薬師だが実は狐に取り憑かれ体中が蝕まれてしまい今や腕が変色し始め包帯で隠さなければいけない位になった
大谷の所に来たのは呪いなどに詳しいと聞き情報を得る為、今に至るのであった
「しかしお前の薬は効くな」
「誉めても何も出ないぞ」
「そうだったな」
大谷は、このさっぱりとした性格が好きな為、蓬をすぐに気に入ったが気に入らないと思っている人物がいた