戦国+現パロ

□夢はいつか...
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関ヶ原の戦いは西軍の勝利という形で終わったが幸村は大将の役目は親方様が帰って来ず、まだ続いている









幸村は部下の報告書を見ながら過ごしていた


「旦那、おやつだよ」

「まだ書物が終わってないから置いといてくれ」

「お饅頭が固くなるよ」

「分かっている」


親方様が倒れる前の幸村は甘い物が出て来ると、すぐに食べていたが今は手を出す時間が少しずつ遅くなってきていた


「旦那」

「何だ?」

「今、幸せ?」

「幸せだぞ。戦が終わり平和だからな」

「.....」


本当は幸せではない
親方様が居ない今、幸村に全てが、のし掛かっている
そんな幸村の姿が佐助は悲しく感じ
幸村の隣に座って言った


「旦那...一緒に何処かに逃げない?」

「佐助?」

「何処か遠くに逃げてのんびり暮らそうよ。きっと楽しいよ」

「全く何を言ってるんだ」

「だって、こんな毎日、旦那らしくないから」
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