捧げ物

□8300hitこん様リクエスト「雪の日に...傘が無くても」
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「ふぅ...寒い」


佐助は寒さに肩を震わせながら会社の窓から外を見ると雪が沢山降っていた地面を見ると降った雪が積もって白くなっていた


「マジかよ...傘、無いのに..」


佐助は頭をかきながら渋った様な顔をした何故なら朝、幸村には言っていたからだった
* * *
朝――――

「佐助行って来るね」

「旦那ちょっと待って」


幸村は学校へ行こうとすると佐助は急いで傘を持って玄関に来た


「傘を持って行って」

「何で?」

「今日は午後から雪だから」

「はぁい」


幸村が佐助から傘を受け取ると鞄の中に置き傘を入れた


「寒いから早く帰って来てね風邪引くから」

「分かった佐助も傘、忘れないでね」

「分かってるって気をつけて行ってらっしゃい」

「行ってきます!」


佐助は嬉しそうに手を振る幸村に佐助もいつもの様に手を振った
* * *
「旦那に言っといてこれって....」


幸村にわざわざ言ったのに自分が持って行き忘れるとは思わなかったからだった


「良いか...旦那は持って行ったし」


佐助はそんな事を呟きながらまた仕事へと戻った
雪は佐助が仕事をしている間もどんどん降っていった
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