同居ぱろ

□俺と佐助の同居物語
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「全く幸村は...」

「――――っ」

幸村は誰かに掴まれ床に何回も叩き付けられる

「......はぁ..ぁ」

余りの痛さに立てないでいると恐怖が近くに寄ってくる

「何だいその目は?」

「.......」

「お前って子は...」

「......」

また叩かれるかと思い幸村は目を閉じたが叩かれない

「...?」

「お前は」

「旦那様を虐めないで下さい」
優しい声がした後すぐ、幸村は誰かに抱き締められた

「旦那様は悪くありません」

幸村はこの人を知っている
優しい声いつも庇ってくれる人
「俺が花瓶を割りました当主様は知ってます」

「覚えておきなさい」

恐怖は部屋から出て行ったのか緊張感がなくなった

「旦那様、大丈夫ですか?」

「一人で立てる」

「はい...」

幸村は優しい人の手を拒み一人で立ち上がった

「旦那様..いえ..幸」

「――――え?」
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