■ノベルス■
□眼帯少女
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「眼帯少女」
1・嫌われ少女
少女は笑った。真っ赤な口紅を魅せつけ。
少女は笑った。世界の人間達を。
「ねぇ。あなた・・・。何で眼帯なんかしてるの?昔から・・・・目が悪いの?」
少女のニヤリとわらった。
「あら。あなた如きがあたしに話しかけるなんていいご身分ね!」
「ちょ・・・あなた・・」
「でも、いいわ。今日の私は気分がいいの。答えてあげる」
「むっかつくわねー。もういいわ!せっかくあんたが皆に無視されて可哀想なこだと思ったから、話かけてあげたのに!嫌われて当然だわ。眼帯少女!」
「あらあら。ご立腹のようね。行っちゃったわ・・・本当に可哀想な人」