Animal×Half(オリジ小説)
□8.『バトル勃発!?』
2ページ/3ページ
部屋の気配からして…ダイはまだ寝てる。
ちょっとホッとしたのも束の間、強い力でキーラに引っ張られた。
『うわぁっ!?』
―ポスッ
引っ張られた先は…ソファー。
因みに、ここのソファー結構おっきくて、人が二、三人余裕で腰かけられるくらい。
僕は既に座っていたキーラに引っ張られて、その隣に座らさせられた。
『もう…何すんの…さ?』
僕は小声で抗議しようとしたのだが…
スー、スー…
隣から聞こえてきたのは、規則正しい寝息。そして、キーラは僕に体重を預けてしまっていた。
もう…寝ちゃったみたいだね…。
それにしても…僕も眠たい…。
さっき呪文使っちゃったから、疲れがたまっちゃったしねぇ…。
ファ…。
僕は一つ大きなアクビをした。
後何時間寝られるか分かんないけど…。
とりあえず…寝よ…。
僕は目を閉じ、意識を手放した。
隣のキーラの体温を感じながら…
―――――――――――
「納得できるかーーーーっ!!!」
―ビクゥッ!/「な、何さ!?」
僕は大声で目を覚ました。
今の声…ダイ!?
ふと隣にキーラが居ないことに気がつく。
「ひょっとして…」
僕は立ち上がり、ダイのベッドへと向かった。
―――――――――――
「何でお前が俺達の旅に着いてくんだよ!?」
「だから、ワタルに惚れたから、て言ってんだろが!」
「だからそれが納得いかねぇ、つってんだ!」
…やっぱりね
ダイとキーラが凄い剣幕で睨みあっている。
「二人とも…おはよ。」
とりあえず、場違いかな?とは思うけど、挨拶。
「おぉ、おはよう、ワタル♪」
キーラはそう返してくれたんだけど…
「ワタル!一体コイツは何なんだよ!?」
ダイがキーラを指差しながらもっともな質問をしてくる。
「あー…昨日の夜中にちょっとした事があって、それで知り合ったんだけど…旅に着いてきてくれるんだって。」
僕はとりあえずそう説明した。
かなり…はしょってるけどね