Animal×Half(オリジ小説)
□4.『新たなる事実』
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僕はダイの案内のもと、森の出口までやってきた。
「ワタル、あそこに見える町まで歩くが…。」
「うん、足は大丈夫、平気だよ♪」
「そうか。じゃ、行くぜ?」
「うん!」
僕たちは町へ向かって歩き出した。
「そういえばさ、ダイのtypeとか属性とかって何なの?」
町へ向かう途中、ダイに尋ねてみた。
「ん?typeは見ての通り虎。んで、属性は草だぜ!…ってかさ、ワタル、お前は?」
「僕はね〜、type鳥の属性水!」
「へぇ…鳥、か…。でもなんでワタルはこっち来ても変わりねぇんだろうな?」
「…さあ?」
僕は首を傾げる。
「…まあ、それはおいおいどうにかなるか。…っと。着いたな。先ずは宿屋探さねぇと…」
で、さらに場所が変わり、ここは町の宿屋の一室。あいにくシングルルーム一つしか空いてなかったんだけど…贅沢は言ってらんないか。
ダイはベッドの端っこに腰かけている。
「よし…ここならゆっくり話せるな。」
「うん、取りあえず情報交換しないとね。」
「そうだな…。」
僕はダイの横に腰かける。ギシリ、とベッドの軋む音がした。