新八受け
□Print Club
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Print Club
「ねぇ、新ちゃん」
「なんですか?」
「あれ、何してんの」
あれ?
と思い、銀さんが見ている方を見ると、ある機械が置いてあった。
――プリントクラブ
「プリクラですよ。知らないんですか?」
「いやいや銀さんそれくらい知ってるよー。何が楽しいのかね、あれ。写真撮るだけじゃ普通楽しくならねェよ」
「断言することないじゃないですか」
訳わからん!金の無駄だ!とか言いつつ、目はプリクラを向いていた。
してみたいんだな、この人は。
「撮ってみます?」
「は?いいからー、別にやってみたいとか思ってないから。金の無駄でしょー」
「大丈夫です。300円ありますからできますよ」
にこりと微笑んで、銀さんの腕を引っ張る。銀さんはまんざらでもなさそうに、ついてきた。
『撮りますよー!はいチーズ!』
カシャ
「銀さんもっと笑って下さいよ!」
「人には人のタイミングってモンがあるだろ」
「もー、ほら!笑って!」
『ラストショットだよ!3、2、1………』
「んむっ!?」
カシャ
『ありがとうございました!』
「ぎ、んさん…」
「これがチュウプリってやつ?」
何この人。
何気にいろいろ知ってるじゃん。
騙されたな、これは。
おまけ
『用紙が切れました。係員を呼んで下さい』
「ちょっと銀さん…どうするんですか、コレ」
「呼ぶしかないでしょ」
「そうですよね……」
おわり
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この前、用紙切れになりました。
そのときのプリクラはちょっとヤバいやつだったので、貰うのが死ぬ程恥ずかしかったですwww