新八受け

□待ち時間
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ガラガラガラ

また一人、診療所の扉を開いて中に入ってくる。

頭を上げて顔を見るのも億劫に感じたから、頭を下げたまま、椅子に座っていると、新しく入ってきたやつが俺の隣に座った。

そして感じる、目線。

何かと思ってチラリと頭を横に向けてみる。

「あ、やっぱり土方さんだ」
「あ」

いつの間にか、声だけで分かるようになってる俺。

好きになるって、怖いねぇ。
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