新八受け
□Fry
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「新八ィ!何アルカ、それ?焼いて食べるアルカ?」
万事屋に帰ると、新八の手の中にある鳥に神楽はすぐに飛び付いた。
「違うよ、神楽ちゃん。怪我してるから、手当てして帰してあげるんだよ」
ニコッと笑う新八。
あーかわいぃ。
小さな鳥は、小さな箱の中でタオルに包まれていた。
「じゃあ、僕帰るんで、よろしくお願いしますね」
「はぁ!?お前が連れて来たんだろ!持って帰れよ!」
「持って帰ったりしたら、姉上に焼鳥にされちゃいます」
「そうだよ…ね」
妙に説得力のある話だったから、渋々頷く俺だった。