新八受け

□非力な君
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「ななななななななんで、おお俺がきも、肝試しなんか行かなきゃいけねぇんだよ」
「だって、姉上からの命令なんですもん」
「銀ちゃんは怖いアルか」
「ち、違ぇよ!だってよぉ、それって夜遅いじゃん?もし帰り道で事故とかあるかもしんないじゃん?そうじゃん?」
「僕はいっつも11時過ぎに帰ってますよ」
「な、なら、今度から俺が送ってやる」
「飲酒運転になるからいいです」
「私は行くアル!」
「そんなに嫌なら僕ら2人で行くんで、銀さんは留守番してください」
「1人で幽霊に怯えているヨロシ」
「なっ…………」


正直な嘘


今年の町内肝試し大会の当番は姉上の働いているスナックだった。

姉上はやるからにはとことんやる質で、客引きしてきなさいと言われた。
だから一番身近な銀さんと神楽ちゃんを誘うことにした。

最初は嫌がってたけど、どうであれ銀さんも来ることになった。
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