新八受け

□夏休みデイズ
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「銀さん、神楽ちゃん、起きて下さいよ」
「んーなんだぁ」
「朝飯できたアルか?」
「違います。今日から海の家でバイトでしょ?」


夏休みデイズ


「あーダリー」
「暑いアル…」
「そうだね…」

梅雨が明けて夏だ山だ海だと騒がれ始めた頃、その依頼は来た。

「夏の間、海の監視をやってくれませんか」

夏だからまぁありきたりな仕事。
仕事もないし、時給もなかなかよかったから断る理由もなく、引き受けることにした。
でも予想してた以上に

――――――暑い!!!!

「私こんな所でじっとなんてできないネ。海に足でも突っ込んで来るアル」

日光に弱い神楽ちゃんは、フラフラしながら海の方へ歩いていった。

「神楽ちゃん大丈夫ですかね」
「大丈夫だろ。倒れたらそれこそ俺らの仕事だからな」
「そうですね」

それにしても暑い。
日影だけど風が無い。
汗が止まらない。
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