新八受け

□赤ちゃんだから
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「銀ちゃんの赤ちゃんアルな!!」
「だから違ぇっての」
「でもそっくりですよ、ここらへんとか」
「どこがだよ」


赤ちゃんだから


「あーあー」
赤ちゃんは手をバタバタと振って、なんだかソワソワし始めた。

「なんだか、ソワソワしてるアル」
「トイレなら今さっきしてたけどねー」
「わかったアル!お腹が空いたアルヨ!」
「そっかぁ、この子何も食べてないもんね」
「ならアタシが今から買ってくるネ!定春!」
「わん!」
「あ、神楽ちゃん!!定春!!…行っちゃった。……行っちゃったね」
「あー」
「お腹空いたの?」
「あー」
「ちょっと待ってね」

赤ちゃんの頭を撫でて、ドアの方を見る。

「こんなときに銀さんはどこ行ってんだよー」

悪態をつきながら、また赤ちゃんの方を見た。
赤ちゃんは抱っこと言いた気に、僕に両手を差し出していた。
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