新八受け

□After 七夕's Day
1ページ/4ページ

「そういやぁ明日は総悟の誕生日だったな、トシ」
「あ?そうだった?」
「7月8日だよ。毎年七夕の次の日に皆でお祝したじゃねぇかよ」

明日は沖田くんの誕生日なんだ。


After 七夕's Day


沖田くんとはあまり話したことはない。
だから別に近藤くんや土方くんみたいに誕生日を祝う仲じゃない。

でもちゃんと祝いたい。
そう思う。

だって僕は沖田くんに惹かれているから。

一度僕にむかって笑いかけてくれたあの笑顔に惹かれた。

この人好きだなぁって。

でも、こんな僕は奥手で何かない限り沖田くんに話しかけるなんてことはできない。
いや、何かあってもちゃんと話せるかどうか分かったものじゃない。

でも誕生日という名目で、プレゼントを渡すことはできる。

なら、やるしかない、よね?


でも、いざプレゼント選びになると困ったことが起こった。

沖田くんって、どういうのが好きなんだろう…。
好きとか惹かれているとか言いながら、沖田くんの事を全然知らない僕。

ダメダメだな。

でも、こんなことで諦めたくはない。

一年に一度のこのチャンス、逃す訳にはいかない。


えっと、まずは趣味から考えていこう!
たしか昼寝とかよくするよなー。

……………………。

趣味じゃないじゃん!!

つ、次は人間関係を考えていこう!

えっと、風紀委員会に入ってて、近藤さんを慕っていて、よく土方さんといるよね。

だから何?って感じだよね。

うーんうーん

唸り声をあげながら考える僕。

沖田くん、近藤くん、土方くん、マヨネーズ……。

あれ?マヨネーズ?

「そうだ!!」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ