新八受け

□只今実験中
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これは、実験だ。

新八に対するね。


―――只今、実験中


実験内容は簡単。

机の上にエロ本を置き、新八の様子を伺う。

俺の予想は、
真っ赤になって怒る。

まぁ予想っていうより、希望だけどな。


いろんな妄想を立てていると、新八が何故かバンダナと割烹着をつけて掃除機を持ってやって来た。

「銀さァん、掃除ぐらい自分でやって下さいよ!」

「んあー」

適当な生返事。
来い、新八。

「もう!ちょっとは家事して下さいよ!」

プンプン怒りながら、新八が机をダンッと叩いた。

でも、
その手の下には……

「…………」

新八は気付いたらしく、ジーと本を見つめた。

こい!こい!こい!
恥じらえ!
羞恥に頬を染めろ!
羞恥しながら、
俺を罵れ!
「はぁー」

あれ?

「ちょっとアンタねー」
あれれ?

「ここには神楽ちゃんがいるんだから、ちょっとは気をつけて下さいよね」

あれェェェェェェェェ

なんとなく、頬は朱い。
たぶんそれは羞恥故に。
でも、呆れてるオーラがむんむん漂ってるんですけどォォォォォォ!!!!

「別に僕は読むなとは言いませんよ」

いや、言って!
僕がいるからぁ!
とか言って!!

「ただね、神楽ちゃんがいることを忘れないで下さい。海坊主さんからも言われたでしょ」

君の姉さんからも言われたよー!

「今回は僕だったからよかったですけど、今度からは気をつけて下さいよね」

何何何!!!?

この子何なのさッッ
ちょっとは動揺しようよ!
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