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□ねぇ、ご主人?
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「あ、これ坂本さんからのだ」

届いた箱を開いてみると、小さな瓶が入っていて、その中には薬のような錠剤が入っていた。

「また怪しいの送ってきて…。何だろこれ」

瓶の底を見ても何も書いておらず、ラベルには何語かも分からない字が書かれていた。
恐る恐る蓋を開けて錠剤を出してみるが、特に変な特徴もなかった。

「もー、変なの送らないでほしいなぁ」

溜め息を付いていると、手のひらを生暖かいものが滑るのを感じた。

「えっ」
「わん!」
「定春!!」

最初は慌てる僕の裏腹、定春は普通にしていたが、突然定春は弱々しく鳴き始めてしまった。

「大丈夫?定春?」

毒だったら、水をたくさん飲ませた方が良いんだよね。
そう思って僕は台所に走った。

どうしよう。
今は銀さんも神楽ちゃんもいない…。
僕がしっかりしなきゃ!
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