その他受け

□携帯電話
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ウ"ーウ"ーウ"ー

携帯電話が微動して、机上で定期的に動き出した。

「もしもし」
「じゅじゅ十代目ですよね!?」
「うん。っていうかコレ、俺の携帯電話だし」
「あ‥…はい」

一週間前に携帯電話を買ってからの恒例行事。電話がかかってこなかったことなんて一度もない。

「どうしたの?」
「いや、どうしたってことはないんですけど…そのぉ」
「何?」
「おやすみなさいって言いたくて……」
「うん」
「おやすみなさい、十代目」
「おやすみなさい、獄寺くん」
「じゃっじゃぁ、失礼します」
「また明日ね」
「はい」

毎晩毎晩同じ会話。

獄寺くんも物好きだと思う。

でも、飽きずにちゃんと電話に出て、同じことを言う自分もある意味物好きだ。

これからも、ずっと続くのかな、コレ。

大変だ。

でも、これからも、
続いてほしいな。


おわり

***
獄寺くんは、
毎晩最後にツナと話したいし、
ツナの携帯電話の履歴を毎日自分で終わらせたい
と思ってると思う。
 

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