その他受け

□こども
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「今日は子供の日ですねィ、土方さん」
「……………」
「子供の日が誕生日の奴ァ、どんだけ乳臭いでしょうねィ、土方さん」
「……………」
「そういえば土方さんは何月何日生まれの人でしたっけ?今日とか言わねぇで下せェよ、土方さん」
「〜〜〜〜」
「もしかして、誕生日忘れちゃいやしたか?」
「5月5日だ!!!」


―――こども


「あれー土方さん、子供の日が誕生日でしたか。んじゃ、さっきの話はなしにして下せェ。」
「総悟テメェ……」

今日は5月5日。
近藤さんが俺の事に気を遣かってか、今日は仕事を休まされた。

そして、もともとオフだった総悟から団子屋へと誘われたのだ。

やることないから来てみたら、このありさまだ。
最悪。

コツン

団子がのった一枚の皿が総悟の隣に置かれた。

「あれ、そんなに頼んでねぇですぜ」
「いや、今日は子供の日でしょう。だからサービスです」

壁を見ると、貼紙が貼ってあり、そこには、

「中学生以下には団子一皿プレゼントだってよ、総悟」
「んなっ」

俺を馬鹿にした罰だな。
俺はニヤッと笑ってやった。

「あーもぅ、食べる気失せやしたよ。チクショー」

逆に総悟はうんざりだと言いたげな雰囲気で立ち上がった。

「帰るのか?」
「また中学生だとか言われたら堪らねェですからねィ」
「金」
「割り勘で」
「仕方ねぇなぁ」
「ありがとうございやす」
「…………」
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