平凡マネと素敵テニス部の日常
□平凡マネと素敵テニス部の日常6
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「ねぇ?」
沈黙の中。
口を開いたのは幸村だった。
「なに?」
「彼女の腕の傷何?」
「!?!?」
「刃物で切ったような傷が五本くらいあった。」
「あれは…」
「まぁいいや…それで本題なんだけど…俺達は彼女…真桜主人公の名前を男子テニス部のマネージャーにしたいと思ってるんだ…。」
「そんなの…………絶対ダメよ!!」
「なぜ?」
「主人公の名前は…………昔心に大きな傷を負わされたから………」
『真由…やめて。言わないで。』
震える主人公の名前の声。
真由莉はアイツはまだかと苛つきを隠せずにいた。