平凡マネと素敵テニス部の日常

平凡マネと素敵テニス部の日常2
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「今日はここまで、授業を終わる。日直!」


「規律、礼、着席」



午後の授業が終わった。

もうHRを終えれば帰るだけだ。



「(暇だなつか眠い…)」


深い紫色の髪を窓から入る風邪に揺らしながら少女はそんなことを考えていた。






「真桜!お前俺の話聞いてたか?」



この少女は 真桜 主人公の名前




立海大附属中学校に通う三年生だ




「聞いてなかった…ごめん先生」







「……お前一人で罰掃除な」



額の血管をヒクつかせながら
担任は少女に言い放った。




「それはひどすぎやしませんか。」




「口答えか?(ニヤリ)理科のプリント追加だな。」




彼女と担任の言い合いはもう名物と言っても良いほどで

帰りのHRでは毎日同じ様な言葉がクラスに響く。








「っんのサド教師!」










「なんとでも言え!」










「ふーん…この前校内でタバコ吸ってたよね?
理科室火災報知器ないもんね…理科教師の特権か?校長室に走ったって良いんだぞこっちは!」




彼女は目を半月型にして
そんな言葉を投げ掛ける。







「まっ、まて!わかった!プリントだけにするから!」




『ありがと先生っ』



どうやら本日の勝者は主人公の名前のようですね、

担任が勝つことは滅多にないのだとか。






「…………おう」







3ーDは今日も賑やかである。







『さぁ帰ろっ…



あっその前に職員室か…めんど。』
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