平凡マネと素敵テニス部の日常
□平凡マネと素敵テニス部の日常17
1ページ/6ページ
「おはようっ!」
「おはよう主人公の名前ちゃん。」
「おはようございます主人公の名前先輩!」
合宿も4日目の朝を迎えました。
基礎練習期間も昨日、やっと終了して
今日からどれ程の効果があったのかを見る練習試合に入ります。
『朝御飯までは、まだ時間あるよね?』
「えぇ、だいたい一時間くらいかしら?」
『散歩にでも行ってくるかなぁ☆』
「気を付けてくださいね。」
『うん!』
そばにあった上着を羽織り部屋から出ていく主人公の名前
パタンッ……。
「もう合宿も終わるわね…」
「そして立海祭…ですね!」
「コスプレ喫茶?だったかしら。」
「主人公の名前先輩が入部しなければコスプレの"コ"の字も出てなかったでしょうね;;;;」
「主人公の名前ちゃんは立海に必要なのよ。精市もいい子を見つけたわね。」
「お兄ちゃんに感謝ですね。」
「フフッそうね」
可愛らしい声が部屋から聞こえてくる。
おそらく主人公の名前がいたらこうはなっていないだろう。
『ん?今、ものすっごく失礼なナレーターらしき声聞こえたよ?ん?』
………。
『あ、黙りやがった。』
「何一人言言ってんだよぃ。不気味なやつに見えたぜぃ?」
『ブンちゃん!おはようっ』
目に入るのは派手な赤。
特徴のあるこのしゃべり方はこの人しかいないだろう。
「おう!はよ。」
『ブンちゃんも散歩?』
「あぁ、起きたら寝れなくなっちまって;;;;」
『お子様〜。』
「な!?お前はどうなんだよぃ!?」
『外の空気が吸いたかったの。それだけだって(ニコ』
「ーっ!」
『ブンちゃん?』
「なんでもねー…。」
『一緒に散歩しよう?』
「いいぜぃ☆」
『いきなり元気になったー!(笑)』
「俺はいつでも元気だっつの!」
『飴あげる♪』
「お!ミルク味じゃん、サンキュッ!」
ニカっと笑うブン太に主人公の名前も笑った。
そして自分の分を出して口に放り込む。
「『うまー!!』」
二人して幸せそうに飴を頬張った。
『やっぱ甘いものはいいよね!』
「最高だよな!」
『あ、歩かないと…朝御飯食べ損ねたくないでしょ?』
「それは死ぬよか辛いだろぃ!?」
そんなにですか?!
「『当たり前!』」
そう二人、息をピッタリ合わせて言うと歩き出す。