平凡マネと素敵テニス部の日常

平凡マネと素敵テニス部の日常17
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「おはようっ!」



「おはよう主人公の名前ちゃん。」



「おはようございます主人公の名前先輩!」


合宿も4日目の朝を迎えました。

基礎練習期間も昨日、やっと終了して

今日からどれ程の効果があったのかを見る練習試合に入ります。






『朝御飯までは、まだ時間あるよね?』







「えぇ、だいたい一時間くらいかしら?」






『散歩にでも行ってくるかなぁ☆』







「気を付けてくださいね。」




『うん!』







そばにあった上着を羽織り部屋から出ていく主人公の名前





パタンッ……。








「もう合宿も終わるわね…」





「そして立海祭…ですね!」



「コスプレ喫茶?だったかしら。」





「主人公の名前先輩が入部しなければコスプレの"コ"の字も出てなかったでしょうね;;;;」





「主人公の名前ちゃんは立海に必要なのよ。精市もいい子を見つけたわね。」




「お兄ちゃんに感謝ですね。」






「フフッそうね」




可愛らしい声が部屋から聞こえてくる。

おそらく主人公の名前がいたらこうはなっていないだろう。


















『ん?今、ものすっごく失礼なナレーターらしき声聞こえたよ?ん?』




………。




『あ、黙りやがった。』







「何一人言言ってんだよぃ。不気味なやつに見えたぜぃ?」




『ブンちゃん!おはようっ』






目に入るのは派手な赤。

特徴のあるこのしゃべり方はこの人しかいないだろう。




「おう!はよ。」






『ブンちゃんも散歩?』







「あぁ、起きたら寝れなくなっちまって;;;;」




『お子様〜。』







「な!?お前はどうなんだよぃ!?」




『外の空気が吸いたかったの。それだけだって(ニコ』





「ーっ!」




『ブンちゃん?』




「なんでもねー…。」





『一緒に散歩しよう?』




「いいぜぃ☆」




『いきなり元気になったー!(笑)』




「俺はいつでも元気だっつの!」




『飴あげる♪』




「お!ミルク味じゃん、サンキュッ!」


ニカっと笑うブン太に主人公の名前も笑った。



そして自分の分を出して口に放り込む。




「『うまー!!』」



二人して幸せそうに飴を頬張った。




『やっぱ甘いものはいいよね!』




「最高だよな!」




『あ、歩かないと…朝御飯食べ損ねたくないでしょ?』



「それは死ぬよか辛いだろぃ!?」



そんなにですか?!




「『当たり前!』」



そう二人、息をピッタリ合わせて言うと歩き出す。

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