ベーコン・レタス(B・L)

□バレンタイン
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今日はバレンタインデー。
大勢の人が、サスケにチョコをあげている。
サスケは、頑なに一つも貰おうとしなかった。
まあ、僕には関係ないけどね。

モグモグ・・・

僕、秋道チョウジは木陰に座り、イノに貰った義理チョコを食べる。
甘くて美味しい。

「よう、チョウジ。」

サスケが、珍しく僕に声をかけてきた。

「どうしたの?」

訊いてみるが、たいした返答は期待しない。
サスケと僕で、会話が成り立ったことが無いからだ。

「いや、その、あれだ。チョウジは、チョコをあげたりしないのか?」
「しないよ。僕は食べるのが専門だからね。サスケこそ、一つも貰わないの?」

僕は、チョコが食べ終わったので、ポテチに手をのばす。

「俺は、本命からしか貰わない。」
「もったいないこと言うよね。サスケって。」

僕は、ポテチの袋をあける。
これは焼肉味だ。

「そうか?」
「そうだよ。」

サスケは僕の隣に座った。

「なあ、チョウジ。俺にチョコくれないか?」
「え?嫌だよ。それに、もう食べちゃったし。」
「貰った奴じゃなくて、チョウジの手作りの奴。」

何を言っているんだ、サスケは。
チョコなら、サクラとかイノとかが嫌と言うほどくれるはずなのに。

「どうして?」


「それは・・・チョウジが、好きだから。」


サスケは、そう言って笑った。
・・・何故か、胸が、ときめいた。





終わりだよっ!!(怒)


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