夢小説

□ぬるいSと馬鹿2人
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〜サユ〜


あー・・・
どうしよう。
あんなこと言わなきゃよかったー。
テストで一護に勝つ?
これまで勝ち負けは交互に変わっていたから、次は私の番だよね。
でも、やっぱり不安だなぁ・・・。

「自信が無いのかい?サユさん。」
「あ、石田君。」

学年首位の石田君がひょっこりと現れた。
ついでに説明しておくが、私は今、校舎裏で弁当を食べている。

「隣、いいかい?」
「うん。いいよ。」

あ、そうだ。
石田君に勉強みてもらえばいいのか!!

「あのさ、石田君。勉強教えてもらってもいい?」
「・・・突然だね。」

石田君は眼鏡をくいっと上げると、微笑んだ。
頭の良い石田君だから、勝負の件だと気づいたんだと思う。

「いいよ。ただし、条件があるけどね。」
「条件?」

すっと立ち上がった石田君は、堂々と言い放った。

「土下座して、『お願いします、石田雨竜様』とでも言えば教えてあげるよ?」
「はぁっ!?」

土下座して「お願いします、石田雨竜様」って・・・
何?
何プレイ?
というか制服で土下座したらパンツ見えるんじゃ・・・
え、それが狙い?
ムッツリ?
メガネミシン?
何なんだよ。

「どうするんだい?」

石田君は相変わらず微笑んでいた。
私は持っていた弁当箱を地面に置いた。


BAD END




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