□ごちゃ混ぜ
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協定



「久しぶりだな、キリエ」

キリエはザーフィアスの町で声をかけられ、振り返った。

「……ユーリ。あれから何年経った?」

「数えてないな。……あの頃は俺もガキだったな……」

遠い目をするユーリ。

「……ねえ、どうしてユーリの方が身長高いの?」

キリエは174センチ、対してユーリは180センチだ。

「ハハ、いいじゃないか。……つーかキリエ、キャラ変わったか?髪の色もだけど、性格もな」

キリエは金色の髪をいじる。

「こっちもいろいろあったんだ。何か、今はこっちの方が自然なんだ」

「一応話は聞いてるぜ。ドジって記憶媒体無くしたんだって?」

「うん……。でも、あれでよかったんだ。モルテや……皆と会えたし」

「……そっか。いいのか?」

「これが僕の役目だもの」

「そっか……。お前が来たって事はやっぱそうなんだよな……」

ユーリは頭を掻いた。

「……どうする?」

「決まってんだろ?星喰みを消してやる。昔は封印が精一杯だったが……今度こそ」

「凛々の明星だっけ?」

「ああ。ま、あの伝説はいろいろ捻じ曲げられてるけどな。今じゃ知ってるのはごく僅かだ。……とにかく、テルカミューレは滅ぼさせないからな」

ユーリの鋭い視線を受け止めるキリエ。

「……分かったよ。とりあえずユーリに任せる。けど……星喰みの意思が蔓延したら……」

「させねーよ。絶対に。だから、黙って見てろ」

「……そうだね。じゃあ、見せてもらうよ」


キリエの姿は町の雑踏にまぎれ、消えた。





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